狭心症

徴・症状

心臓は、車でいえば、エンジンです。
エンジンは、燃料で動きます。
人の心臓では、燃料が流れる管に相当するのが、冠状動脈という心臓の表面にある直径1.5mmほどの血管です。
この管が、動脈硬化で狭くなり、心臓へ流れる血液が足りなくなる病気を狭心症(左下図)といいます。
心臓の燃料が足りないので、運動すると胸の痛みや息苦しい症状が出ますが、休むとおさまります。
さらに、この管が詰まると、エンジンストップ、即ち、心臓の動きが止まります。
これを心筋梗塞(下右図)といいます。
心筋梗塞は、命にかかわることのある重症な病気です。
心臓を養う血管の3本の枝全て狭い所がある場合や、一番根本の部分(主幹部)に狭いところがある場合には、冠動脈バイパス手術の必要があります。

狭心症のイメージ1
狭心症のイメージ2

治療方法

冠動脈バイパス手術

体の他の部分から採取した血管を心臓に移植して、狭くなった血管を迂回して心臓に血液が流れるようにする手術です。
当院では、より体に負担の少ない、心臓を動かしたままのバイパス手術(心拍動下バイパス手術)で狭心症を治療しています。
肋骨の内側を走行する内胸動脈を左右両方使用することにより、長持ちするバイパス手術を行なっています。

冠動脈バイパス手術のイメージ1
冠動脈バイパス手術のイメージ2
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